株式会社東海ソフト開発は２０２１年（令和３年）７月２日に創立３０周年を迎えました。これもひとえに日ごろからお世話になっておりますユーザー様やパートナー企業様、東海教育産業グループ各社様からのご支援及びご厚情と、歴史を築いた今までの経営者方、そして今も頑張ってくれている従業員の尽力の賜物であると心より感謝申し上げます。

当社は「産・官・学 共同によるベンチャー人材育成」を掲げて、東海大学開発工学部が中心となり創立しました。創立時は社員数が０の状態でありましたが１９９５年４月に私が社員１号として入社し、０から１へ、翌年には後輩たちが入社し、１からその先へと、コンピュータソフトウェアの開発を中心として事業の拡大を図って参りました。 その時期はＩＴ業界にとっては大きな変革期であり、オペレーティングシステムの刷新、インターネットの普及など、新技術の情報が乏しい中、オープン系システムの開発を手探りで行っていた事を思い出します。

その後、ソフトウェア開発だけではＩＴ化支援が満足に行えない事もあり、インフラ構築も視野に入れ、システムインテグレーション事業への参入、 ２００３年には「学校」「医療」という２分野へのＩＴ化支援を事業の柱と定め、医療情報システム運用支援事業などへの参入を行い、トータルでＩＴサポートできる体制を作り上げてきました。

現在、ＩＴ業界だけではなく社会全体でデジタルトランスフォーメーション（デジタル変革）の時代を迎えています。この流れに乗り遅れることなく我々自身も変革を行っていかなければなりません。 これからも新しい技術は貪欲に吸収し、ユーザー様と一緒に新しい世界へ船出することが何よりも重要な事だと思っております。

次の５０周年に向けて、創業時のチャレンジ精神を皆で共有し、絶え間ない自己研鑽による知識と技術の習得に励み、ＩＴプロフェッショナルとしてユーザー様の「嬉しい」を実現し続けて参りたいと思います。 もちろん、従業員及びそのご家族のためにも安定した経営を心掛けて参ります。 今後とも、倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

第５代　代表取締役　　河野 將司